花の咲かせ方

平和の花 紫金草を育ててみましょう

 

 

 
  紫金草について

 紫金草はアブラナ科の草で菜種油用の菜と比べると、木の形は少し小振りですが非常によく似た枝振りで上に伸び、種のさやは細長く、実は黒く小さな粒状でよく似ています。花の形も菜の花に共通でともに4枚の花びらを持っています。ただ花の色だけは黄色ではなく艶やかな紫色なのです。
 「紫金草」の生育にはアルカリ性土壌が適しており、毎年群生するような土地は絶好の場所です。土地によっては嫌地で育ちにくくなり、1つの畑でも点在して咲く場所が年毎に移動するという面白い現象も起こります。  

 

 ★ 紫金草の育て方


 
1、種まき

・土地は木の下など日当たりは少し陰めで、湿り気のある軟らかい土が適しています。
・土が酸性にならないよう石灰(苦土石灰など)を腐葉土(有機肥料)と一緒に混ぜて水をやり、植える床を作ります。
・数日後種を播き(別のやり方として、種を食器などの容器で水に浸し、発芽しかけててから蒔くと早くなります)、深さ1㎝位に土をかけ、水をやります。発芽には水が大切です。

・種を蒔く時期は8月~9月が最適です。

 
 
2、寒冷地で冬を越すとき

・霜柱の害を防ぐため周囲に厚めに土をかけます。乾燥に弱いので風除けをしたり水遣りが必要です。。


 
3、移植について

・苗が生長すると葉が押し合い狭くなるため広い場所に移植します。移植はしたほうが根が多く太くなりしっかりした木や葉になり、花も立派になります。移植は開花前なら問題はありません。 開花後の移植は枯れ易すいため注意が必要です。 開花初期の場合は、移植前に散水して土に水が浸みてから、大きく掘って土と一緒に根をいためないよう移植します。

 4、開花

・花をめでましょう。

 5、種の採り方


     ・種は実ると、はぜて辺りに散るため採種には工夫が必要です。

・実る前、枝が地表に拡がらないよう紐で束ねる。
・咲き初めの実のさやは、早くはぜるので順次鋏で摘み取る。
・草全体が黄ばんだら実さやのついた枝を刈り、ポリ袋を敷いたダンボール箱などで乾燥。

     ・さやが乾いたところで、それをしごいて種を取り、乾燥・貯蔵します。

 6、種を取らない場合

・特に種を取らず、その場で周辺に蒔くだけでも、翌年咲かせることができます。この場合も土壌によりますが、苦土石灰や有機肥料などを適量施し、雑草を抜くなどの手入れもしましょう。

 7、袋詰めの参考   

・小袋に種を分けて、配る場合、種の数は重さや体積を測ると分かります。(1粒は平均3.2mgです) 

   300粒・・1g、

30,000粒・・100g、この体積は ほぼ180mℓ(=1合)です。

  100gあると100粒の袋なら300袋、50粒の袋なら600袋作れます。

 種の袋詰め添付資料印刷用 「紫金草の咲かせ方カード」


 
★種子の請求方法

請求先メール   y.motonami@nifty.com  または  kinugawa0001@ybb.ne.jp
文面       タイトル「紫金草の種子請求」、本文「住所、氏名、播く人数」
         送料は要りません。

 

 

 

ホームページ管理人が試しに育ててみました

(昨年カメラで同じ木を追ったもの)

 

 

 

 

 9/4種を水に浸す。1週間後,写真撮影9/10、鉢に蒔き土をかける。

撮影 9/20 双葉が地表に、鉢15cm×20cm×5cm

撮影 9/23双葉が次々と出てくる。この後はゆっくり伸び、鉢いっぱいになる

 

 

 

 撮影12/3移植プランタ18cm×42cm×15cm。左の2本は水遣り怠慢で3度萎れた前歴があり、根が実によく発達している。右は別途、深さ10cmの植木鉢で育てたもので水不足はなかった。

撮影06.2/23育ったのは左の2本根の弱かった右の2本は消滅してしまう。

 撮影06.3/2 蕾が顔を出す

 

 

 

 撮影3/6開花

 撮影3/6開花

 撮影3/11

 

 

 

撮影3/11

撮影3/16

撮影3/22

 

普通に見る紫金草は密集させて育てており、細く上に伸びていますが、これは一本だけ育っているため、横に葉がしっかり広がり、力強い感じです。2000年前中国で諸葛菜の名で呼ばれたように食料にするにはいいかも知れません。

怪我の功名というか12/3の写真のように、水不足を経験させると根が発達し木が丈夫になることが分かりました。「日照にたたかれてきた。嵐の夜を走ってきた。ふるさとを創る仲間の手から、花を贈ろうオレンジの・・・」

写真を撮るときは日差しのない日、できれば雨の日が光の加減がよく、水滴もついたりしてきれいに撮れますね。写真3/6開花右

皆さんも紫金草を咲かせてみませんか。写真を送って頂けばこのホームページに掲載します。