第8次訪中公演
南京国際平和集会・遇難75周年追悼式参加
2012.12.11〜14 団長:藤後博巳 29名
3月の名古屋河村市長の南京事件否定の発言や尖閣諸島国有化の動きなどが契機となって起こった9月の中国大都市での反日デモや破壊行動から日中間の相互不信が広がり、民間の旅行の中止、公的な交流の停止が相次ぎました。 しかしその現象は、10余年間培ってきた、不忘歴史の交流による信頼関係にヒビを入れるものではありませんでした。11月にはデモや破壊行は沈静化しつつも、人的交流はほとんどか回復しない状態の中で、今回の訪中を敢行したいという紫金草合唱団の意志に対して、ギリギリでしたが 「きて歌ってほしい」、という朱成山記念館館長からの返答が来たのです。
1937年12月13日旧日本軍が当時の首都南京に侵攻し30万人の市民や非武装兵士らの虐殺を行ってから、今年の12月13日は75周年記念日となります。13日の平和集会・式典参加者には南京市大中小学生の代表・南京市の大虐殺幸存者・遇難者遺族代表、中国・日本の僧侶、韓国・インド・アメリカ・日本などから友好人士代表など約9000人が集まりました。会場は国歌の流れる中開会、サイレンに合わせて黙祷、献花・・・挨拶、南京平和宣言のあと、合唱と鐘、平和の鳩が放たれで閉会しました。合唱は日本紫金草合唱団と江蘇省放送合唱団が特設舞台で「平和の花紫金草」(「和諧中国」)「譲世界充満愛(世界に愛が満ちるように)」を合同で演唱し会場を盛り上げました。
第8次訪中団の主な日程と演奏曲
12月12日午後3時30分 ミニコンサートと交流会 ホテル内ホール、招待者42名
「紫金草物語」全曲
「さよならは言いたくない」その他 参加者と交流
午後 5時00分 夕食・交流会 招待者(斉藤文男、孫 文学、孫 曼)
12月13日午前10時15分 「平和の花紫金草」「譲世界充満愛」 集会式典会場
11時00分 演奏 「平和の花紫金草」「海よ故郷」 平和大舞台
11時30分 演奏 「平和の花紫金草」 少女像前
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