今次の第7次公演は訪中公演の10周年に当たります。実施の直前に東日本大地震は起こり地震・津波のため大きな被害があり、そこに住む団員も少なからぬ影響を受けました。こんな時に行くべきではないという考えも理解でき、事務局では悩みました。そして命を大切にせよということでは被災者への配慮も南京で鎮魂と平和の歌をうたう事もどちらも大事だ、消極的にならず元気のあるものが今こそ元気を示す時ではないか、などと話し合われ、困難をのりこえて訪中公演を実施する決定が行われ、約10名の参加困難なメンバーを除いて63名で訪中し感動的な公演や交流を行って来ました。
理工大学側は龍の踊りはじめ沢山の舞踏や演奏で歓迎してくれました。公演の先々で、地震・津波の犠牲者への哀悼や被災者へのお見舞いと同時に私たちへの心からの感謝の言葉を受けました。 紫金草合唱団としてここ10年間、国内はもとより、中国で歌い続けてきたきましたが、宮城の参加者から「震災被災者を励ます歌や募金やボランティアなどできるあらゆる行動を全国で展開しましようという、宮城うたごえ協議会のアピール文」を受け止め、早速第7次訪中団として、募金を集め14万円を義援金として宮城からの参加者に託しました。
今回の紫金草の演奏ではメインであった理工大で、初めて安藤先生の編曲による上海在住日本人愛楽楽団の協力によるオーケストラの伴奏が実現しました。 南京虐殺記念館「平和の塔下」での記念館来場者を対象とした演奏は初めての試みでした。また一部のメンバーながら中山公園の野外音楽台で「心声合唱団」と、江蘇省歌舞団で「愛の旅」合唱団との演奏交流を行い、大きな収穫がありました。
南京理工大学で日本紫金草合唱団と上海日本人オーケストラとの共演
南京虐殺記念館平和の塔下で演奏
準備した400枚の中文紫金草物語の歌詩と楽譜のプリントがなくなりました。
終演後・主な出演団体一緒に
|