全国紫金草ネットワーク

 

第6次訪中公演先遣団の報告

 3月27日〜31日 南京上海 25人  

 

  今南京市では日本の広島にあるような大規模な平和公園の建設が、南京虐殺記念館の建て替えで、国家プロジェクトとして進められています。そして今年12月13日(1937年の旧日本軍による南京侵攻の日、その後2ヶ月間にわたり大虐殺が行われた)南京大虐殺70周年記念行事とともに行われる完成記念式典での日本紫金草合唱団の第6次訪中による公演が正式に決まっています。また同時に上海で始めての上海師範大学での公演も同じ訪中で実現する運びとなりました。今回それらの詳細打合せを主な目的として全国紫金草ネットワーク25名の先遣団が3月27日〜31日に南京・上海を訪問し、目的を達成し、帰ってきました。その結果第6次訪中公演の日程は12月12日〜16日となる見込みです。また日本からの訪中団は200人規模を目標にしています。

 また現在建設の進んでいる平和公園の一角には、日本で集められた寄付金による「紫金草の花園」が建設される予定で、その「鍬入式」が3月28日に行われ、先遣団のメンバーも参列しました。            

 また南京理工大学には日本以外では初めて「紫金草物語」を歌う合唱団「平和の声芸術団」が一昨年発足し、昨年3月の(第5次訪中)交流会では中国語で「紫金草物語」を披露し、紫金草の願いを共有しました。そして今年「平和の声芸術団」と「日本紫金草合唱団」が”平和の理念を広め友好交流を促進しよう”との協定の提案があり、今回それに沿い、調印を取り交わしました。その後学生の民族踊りや龍の踊り・紫金草物語の合唱などを鑑賞させていただきました。

 なお昨年の第5次訪中の交流会で迫力があり感動的な龍の踊り」を見せてくれた大学生ドラゴンダンスチームを「07日本うたごえ祭典in奈良」に招く話がまとまっております。その詳細打合せのために、奈良紫金草合唱団を中心とする「07日うた祭典実行委員会」のメンバーも同行し成果を得て帰ってきました。

  

 

 

 

 

  

 

 

全国紫金草ネットワーク

 

南京虐殺祈念館

 

南京虐殺記念館館長朱成山さんと公演の打合せ

平和公園の内容などについてのお話

 

平和公園内の平和記念館の建築現場

建物が舟形のため、舳先付近の柱は傾いています。

その完成予定模型(舟の舳先は図の左側で東を向いています) 

紫金草花園鍬入式での山口裕さんのあいさつ。

「この花園が平和の発信基地となることでしょう」

工事関係者も参列

日本の「紫金草花園建設の会」で10年かけて集め何万人もの日本人の思いを託した寄付金

10,000,000円の目録を贈呈

紫金草花園の鍬入れ

 ここが花園の中心になる。ここには平和のシンボルとして立つのは鳩ではなく、歌詞に登場する「兵士に花を差し出した少女」をイメージした像にすることが認められました。また花園周辺の広大な空き地は全面に日本で採れた紫金草の種を蒔き紫金草花園にすることになっています。これは南京生まれの紫金草の子孫の里帰りといえます。この構想を早くから、中国当局に提案してきたのは、この運動の中心となって来られた山口裕さん(山口誠太郎さんの息子さん)でした。

 

式典では「平和の花 紫金草」を中国語で合唱しました。

パネルの写真は絵本『むらさき花だいこん』の中で、兵士が持ち帰る種を採るとき紫金山をふと見上げて思い出した「ふるさとの山」=筑波山 の写真

日本紫金草合唱団の参列者たち

 

        上海師範大学

上海公演の詳細について協議

上海公演を受けて入れてくれる上海師範大学の陸建非副学長と通訳の陸紅玉先生

 「紫金草の種は平和の種です」

 「紫金草のうた、芸術の持つ人間教育への意義は大きいです」 と。

 

日本からの先遣団と一緒に

上海師範大学の校舎の間で見つけられた紫金草

  

 南京理工大学

 

調印式

"平和の理念を広め友好交流を促進しましょう"と約束しました。

記念品の交換をする双方の団長

 

早速

学生舞踊団の民族舞踊

学生合唱団の男声部合唱

外国では唯一つ「紫金草物語」を歌う合唱団

  南京理工大学「平和の声芸術団」

 「紫金草物語」の3つの章を中国語で演奏

学生舞踊団の艶やかな民族舞踊

龍の踊り」学生ドラゴンダンスチームと奈良紫金草合唱団員ら。演技後に撮影

 今年11月24日「07日本うたごえ祭典in奈良」大音楽会で来日公演の予定

NEW 動画はここ

出し物を披露してくれた学生と教職員、日本紫金草合唱団先遣団のメンバー。これからの日中交流の促進、連体の気持ちをこめて・・写真を拡大できないのが残念ですが、皆さんの表情はすばらしい。