全国紫金草合唱団名古屋公演

2013年1月5日 名古屋市女性会館ホール 90人

名古屋南京友好都市35周年記念音楽会

 第1部は名古屋都南京、日本と中国の友好を願って、愛知の子どもたちによる「ぞうれっしゃよはしれ」に始まり、古琴や中国琵琶、二胡の演奏など珍しい楽器による日本で活躍する中国の演奏家たちの演奏、名古屋青年合唱団・地元愛知うたごえ合同による合唱「名古屋ー南京2013」が歌い交わされました。

 第2部は全国7地域から集まった紫金草合唱団員90人が狭い舞台いっぱいに立ち、名古屋の地で紫金草運動の歴史12年にして初演が実現しました。満員の観客で、演奏には、よかった、感激した、涙が出たなどの感想が寄せられました。

      合同演奏曲  「平和の花紫金草」「歌おう人間として」 アンコール「平和の花紫金草」

 南京の記念館館長 朱成山さんから寄せらた連帯のメッセージを載せます。

 今回の紫金草公演が名古屋南京友好都市35周年記念音楽会として成功を収めたその一翼を紫金草が持っていました。不忘歴史面向未来そのものです。この取り組みの中で、名古屋・愛知うたごえの大勢と協力し合えたことは大きな成果でした。実行委員の皆さんありがとうございました。

 

「紫金草物語」を(12年目にして)名古屋で初演

 

朱成山さんのメッセージ

 日本紫金草合唱団様

 名古屋市と南京市の友好都市成立35周年を紀念して名古屋で挙行される紫金草合唱団のコンサートに南京虐殺記念館は深い喜びと賛同の意を表します。
紫金草合唱団は歴史を反省し平和を愛する人々の代表であり、そしてまた中国と付き合いの長い友あります。設立以来、歌声の力で反戦理念を世に伝え、十年に渡って開催された何十回ものコンサートは千万の聴衆を感動させてきました。合唱団が毎年欠かすことなく、紫金草の故郷である南京を訪れ南京大虐殺紀念館や南京理工大学などの地でその歌声で山口誠太郎、山口裕父子をはじめ数え切れぬほど多くの平和を愛する日本の人々が平和の花の種をまき、戦争の悲劇を反省する心を南京市民に伝えてくれたことは特筆に値します。

 毎年春の訪れとともに日中両国の各地で野山のいたるところに紫金草咲き渡る時、それは日中両国の国民を繋ぐ平和の花となり、紫金草合唱団の歌声が響き渡るとき、その美しい音符は日中両国民に共鳴する平和の声となります。
 昨今の両国関係の中に不協和音があり、一部の日本の政治家が民衆の平和を望む声に耳を貸さず独断専行で間違った政策を進めたり、あるいは過去の歴史に対する無責任な発言が中国のみならず日本の多くの日中友好を望む友人たちの心を傷つけた・・・とはいえ、それでも私たちは紫金草合唱団のような平和友好団体と手を取り合ってこの荒波を乗り越えより深い平和交流の新時を築けるものと固く信じています。

 最後に、日本紫金草合唱団のコンサートの成功をお祈りいたします。

                     南京大虐殺記念館   館長 朱成山

 


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