男声合唱団「昴」南京公演

南京理工大学 2009年4月18日

参加50人 

  南京理工大学と日本紫金草合唱団との間で2007年に結ばれた5年間の「文化交流協定」実施の第3弾として、男声合唱団「昴」が4月17日から19日まで30人(サポータを含め50人)が訪中し、南京理工大学での鐘声合唱団、理工大学大学体育部学生らとの合同音楽会(中日友好歌会)に出演しました。昴の歌う、人間の尊厳と平和のうたごえは、済んで力強く、迫力もあり、何度も途中で拍手が出るほど、言葉の壁を越えて感動を与え、音楽会は大成功しました。

  淀川三十石舟唄ではソリストの愛嬌ある仕草が会場をなごませる一場面もありました。歌の歌詞は中国語に訳されて、右前方の壁に投影されて読めるようになっていました。「林道人夫」や「地底のうた」などの詩は中国の人には理解が難しいのではないかと思われましたが、拍手や手拍子もでて、直接きいた感想からも、闘う労働者の心意気は十分に伝ったようです。

 当日の夜はホテルの広間で「鐘声合唱団」との交流会が開かれました。軽妙な司会で進められ、中国側からは退職した先生の、ソロやダンス、日本側から花笠音頭」や「昴」「労働者はいいぞ」などをだし盛り上がりました。最後には中国語のうたに合わせて全員が輪を作って踊り、交流を深めました。       

   昴の演奏圧巻は

       {地底のうた」

   鐘声合唱団

   紫金草のがらで新調した竜で

      理工大学生による 竜の踊り

      踊り方が会毎ごとに進化する妙技

 

   打ち上げの交流会

     日本から持っていった花笠で

     民謡を披露

 

     昴を中国では星辰という

     花園の会の山口裕さんも

      

      

      

 

   

 

紫金草の花園完成・少女の像除幕式

南京虐殺記念公園・紫金草の花園

2009年4月18日 20人

    山口裕さん(山口正太郎さんの息子さん83歳)を会長するとする「日中平和の花園建設の会」は2007年3月に日本で集めた1000万円の花園建設資金を虐殺記念館に寄付し、花園建設の鍬入れ式が行われました。同年9月紫金草の種15kgを日本から集めて里帰りさせ、花園に撒きました。2008年には「不亡歴史、面向未来」の碑盤が花園正面に設置され、今回2009年4月18日には「少女の像の除幕式」で花園が完成し、日本から山口裕団長ほか約20人が参列しました。全体で100人ほどの参加で多数報道陣が取り巻きました。

  山口裕さんから「この花園が世界に向けての平和の発信基地となることを願っています」と挨拶があり、「紫金草物語」中で兵士に人間性を取り戻させた、一本の紫の花をもつ少女をモデルにした実物大の銅像の除幕が行われ、「平和の花紫金草」の合唱が響きました。また花園建設の会から、悲願であった花園建設に尽力いただいた記念館館長に感謝状が渡されました。また少女像のミニチュアレプリカが、花園建設の会、紫金草物語の作者、日本紫金草合唱団に贈られました。この様子は新聞でも報道されました。

(新聞の報道写真)

 日本での平和教育の授業の中で子どもたちと折った千羽鶴を、これを好機と一行に加わり、それを掛ける東京の先生と、大門さん。