理工大学との文化交流ー第2回

  

「日本のうたごえ合唱団」が合唱交流

        2008年7月12日(土)

             南京理工大学学術文化ホール

  紫金草ネットワークは2007年3月南京理工大学との間で、向こう5年間相互の文化交流を図るため、5項目にわたる文書の調印を行い、その第1回目として、昨年11月理工大学「龍の踊り」チームを奈良で開催された日本のうたごえ祭典に招き、大きな感動を与えてくれました。そして今回が第2回目で、全国各地のうたごえ合唱団有志で構成された100名の「日本のうたごえ合唱団」が南京・理工大学を訪れ、合同のコンサートによる交流が実現しました。これは「日本のうたごえ合唱団」にとっては1961年に北京・上海で公演して以来47年ぶりの中国公演となりました。南京理工大学のホームページ には「日本のうたごえ運動」の起こりや、「うたごえ協議会」には全国1200の合唱団が関わっていること、今回の「日本のうたごえ合唱団」は日本では水準の高い合唱団であることなどが紹介されており、中国の新聞各紙も同様の記事を掲載しています。 

 コンサートに先立ち、日本から多数の個人・団体のカンパによって贈られたピアノの寄贈式がステージ上で行われました。藤後ネットワーク顧問より挨拶・趣旨説明と、ピアノの除幕が行われ、銘盤贈呈、理工大側からの謝辞のあと、贈る会世話人の本並さんらによって銘盤のピアノへ取り付けが終わると、大きな拍手が沸きました。藤後さんの言葉を借りればこのピアノの贈呈は我々の友好の証であります。

   第4ステージ「平和への誓い」では被害者としての日本国民の気持ち、天皇や日の丸への批判、戦争への反省から生まれた日本の憲法第9条などを歌っています。これらの歌詞は訳されて、客席左右前方の壁に投影表示されました。演奏力量もあって、迫力のあるうたごえで、1000人の会場いっぱいの観客は、よく聞いてくれ大成功しました。日本人を「鬼」(加害者)と見ていた中国人も、共感してくれたのではないでしょうか。

  「紫金草の運動」は、これまで、平和を求め、戦争に反対して歌い、中国と交流してきましたが、今回の「日本のうたごえ合唱団」の中国公演は、「うたごえ運動」という更に大スケールな草の根運動の存在を(47年ぶりに)中国に知らせ、中国との草の根の文化交流を一段と発展させた点で、非常に意義深い公演となりました。

 中国からの感想は追って掲載します。

 

ピアノ贈呈式      

   藤後代表あいさつ

「ピアノの寄贈は友好の証です。多数の団体個人からの寄付によって実現したものです」

 

 

ピアノの除幕(本並さん)

 

 

ピアノ銘盤を理工大副校長に贈呈

 

 

コンサート

 日本のうたごえ合唱団
 第1ステージ
「ジャスミンの花」に大喝采

第4ステージ
 「平和への誓い」じっくりと              

 

 

うたごえの生んだ有数の小編成AVANTY日本のうたごえ

 

 

日本のうたごえの生んだ名ソリスト

大田真季

中国でもひろく歌われている「四季のうた」で会場と一つに

 

 

理工大学生

「獅子おどり」 

 

 

理工大学生幻想的なダンス

 

 

見るたびに感動をよぶ龍の踊り

 

 

理工大学老年芸術団(教職員OB合唱団)は日本語で「さくら」を演唱

フィナーレは客席の「日本のうたごえ合唱団」と心を一つに

 

 

 

プログラム

前半(日本)

                後半(中国)     

中国の新聞報道の例(ロゴをクリック)